公認会計士 中田博文のブログ

M&Aの財務税務DDと価値評価を考えながら整理していきます。

ベンチャーファイナンス(3)

アプローチの選択

実務対応報告では、以下の2つのアプローチが記載されている。

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株式価値の配分方法の選択

  • 実務対応報告では、優先株式に付与された経済的権利及び支配に関する権利に基づいて企業価値優先株式普通株式に配分するという考え方が採用されている。
  • 以下の3つの方法が提示されている。

a.現状価値法(“the current-value method”)

b.オプション価格法(“the option-pricing method”)

c.確率加重期待リターン法(“the probability-weighted expected return method”)

d.ハイブリット法(“hybrid method”)

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参考文献