公認会計士 中田博文のブログ

M&Aの財務税務DDと価値評価を考えながら整理していきます。

PPA

無形資産の識別

PPA

無形固定資産の識別時の視点 買収目的:対象会社のどの機能に着目して買収を実行したのか? 収益の源泉:対象会社の収益の源泉は何なのか?何から超過収益を獲得しているのか? 参考文献 無形固定資産の評価実務- M&A会計における評価とPPA業務 (日本公認会…

PPAの関与者間の関係

PPA

業務の外部委託 PPA業務は専門性の高い業務であるため、PPA支援業務を外部に委託する M&Aの買い手企業の会計監査人は監査の独立性の観点から、評価業務を実施することができない。 そのため、買い手企業は会計監査人以外の評価専門家に依頼することになる。 …

PPAのタイミング

PPA

ポストPPA (必須) 企業結合日以降一年以内に完了することが求められている。(企業結合会計基準28項) PPAの評価対象となる資産・負債が多ければ多いほど、PPA報告書の作成に費用と時間を要する。 さらに、PPAの評価結果は見積もりの要素を多く含むため、それ…

PPA(2)

PPA

質問の回答

PPA(1)

PPA

PPAのよくある質問 Q1 赤字会社を買収した場合、無形固定資産の識別対象となる項目がないため、PPA手続きは必要ない。 Q2 買収時に存在する顧客リスト(既存顧客)だけでなく、クロージング以降、増加が見込まれる顧客リスト(新規顧客)も無形固定資産の識別・…